
こんにちは!福岡市南区高宮を拠点に、不動産売買からリノベーションまでワンストップで対応する「合同会社ハーチリッチ」です。
2024年7月の日本銀行による追加利上げを受け、住宅ローン金利が上昇し始めています。この金利上昇が家計に与える影響は大きく、特に変動金利で借りている方は注意が必要です。今回は、金利上昇時に考慮すべき住宅ローンの戦略について解説します。
1. 金利上昇が住宅ローンに与える影響
2025年1月以降、多くの変動型住宅ローンの金利が上昇し始める見込みです。
変動金利の仕組み
変動型の住宅ローン金利は、日本銀行の政策金利や短期プライムレートの動向に連動して決まります。これに優遇幅を差し引いた「適用金利」がローン返済額に反映されます。
金利上昇の具体例
例えば、2024年6月以前に0.35%で借りたローンが0.6%に上昇した場合、総返済額が数百万円単位で増える可能性があります。このため、金利上昇が家計に与える影響を正確に把握することが重要です。
2. 変動型住宅ローンのメリットとリスク
現在、変動型を選ぶ人は全体の8割に上りますが、金利上昇リスクを考えると固定型への切り替えも選択肢に入れるべきです。
- メリット
- 初期金利が低い
- 金利が低い場合は総返済額が抑えられる
- リスク
- 金利上昇により返済額が増加
- 家計負担が増える可能性
3. 金利上昇時に検討すべき「借り換え」
借り換えのメリット
別の金融機関で低金利ローンを組み直し、返済中のローンを一括返済することで以下のメリットが得られます。
- 毎月の返済額や総返済額の削減
- 変動型から固定型に切り替えることで返済額を確定
借り換えの具体例
- 変動型から低い変動型への借り換え
- 年0.7%から年0.4%に借り換えた場合、毎月返済額が約1200円減少し、総返済額では約40万円削減可能(残債3000万円、返済期間30年)。
- 固定型への切り替え
- 年0.7%の変動型を年1.8%の固定型に変更すると、月々の返済額が約2万円増加。ただし金利上昇リスクを回避でき、計画的な家計運営が可能に。
借り換え時の注意点
借り換えには諸費用(借入額の約2.2%)がかかり、元の銀行への一括返済手数料も発生します。返済期間が短い場合や残債が少ない場合は、借り換えによる効果が小さいため、試算を行い慎重に検討しましょう。
4. 固定型住宅ローンのメリットと現状
固定型の代表格「フラット35」の金利は現在1.8~1.9%台ですが、これは歴史的に見れば低水準です。
固定型のメリット
- 完済まで返済額が一定
- 金利上昇リスクを完全に回避
具体例
年0.7%の変動型を年1.8%の固定型に切り替えると、毎月返済額は約2万円増加しますが、将来の金利上昇リスクを回避し、安定した家計運営が可能になります。
5. 金利選択のポイント
金利上昇局面では、以下のポイントを考慮して住宅ローンを選択することが重要です。
- 短期的な負担を抑えるなら変動型
- 将来的な安定性を重視するなら固定型
- 借り換え時には試算を行い、諸費用も考慮する
まとめ:金利上昇に対応した賢い住宅ローン選択を
住宅ローンは、家計において長期間にわたる大きな支出です。金利上昇局面では、変動型から固定型への切り替えや借り換えを視野に入れ、家計に合った最適な選択をすることが大切です。
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